実家の管理どうする?畑も一緒!広い田舎家の草刈りは乗用ラビットモアで

実家の管理どうする?畑も一緒!広い田舎家の草刈りは乗用ラビットモアで

東京に住みながら空き家になっている田舎の実家の管理をしています。
2005年の梅雨に父が逝ったあと、畑と共に残された実家の草刈り(と墓掃除と家のメンテナンス)を続けています。

今回は田舎の草刈りについて、同じような問題を抱えている方のご参考になればと思い、現在の私のやり方を書いておこうと思います。

実家の状況

田舎の古い家なので、畑と庭がほぼ一体化しています。というより、現在の家はもともと畑のあったところを30年ほど前に宅地に登記替えして建てています。

それ以前の家もほぼそのままの形で隣地に倉庫となっておいてあり、畑と宅地が6:4くらいで相当の面積になっています。

私自身も小学校の入学前までしか住んで無く、大学に進んでからは盆正月でさえほとんど寄り付かなかった実家ですが、父の初盆(8月)に帰ってみると「狐狸が住むのではないか」と思うくらいの荒みように、なんとかしなければとの危機感が芽生えました。

父の代は田畑を借りてくれる人がそこそこいて、田畑の方は自分で草刈りをする必要はなく、逆に「地賃」をもらえていました。(一部自家用のところだけ。)ところが、周りの家でも跡継ぎがおらず、ウチと同様に高齢化やお亡くなりで、殆ど借り手が居なくなってしまっていました。

シルバーさんに頼んだこともありましたがクオリティーが安定せず、少なくとも当時は殆ど専業の方が見つかりませんでした。(現在は面積単価で請け負ってくれる方が多数おられます。しかし畑と一緒になった場合などはどうしてもコストが跳ね上がるのと、母が知らない方がくるのを嫌がりました。)

と言うことで、私自身が5枚(当初4枚、2015年に一枚返される)の畑と、それよりやや狭いくらいの家の敷地の中を草刈りすることになり、15年ほど経ちました。

最初(2005年頃)のやり方

かつて、父も母も野菜作りが好きで、畑2枚は昔から自分たちで手入れをしてジャガイモ、大根、ナス、キュウリ、トマト、ゴーヤ、時には小豆やイチゴなども作っていました。そのため家には手押しタイプの耕運機(クボタTA6)と、やはり手押しタイプのエンジン式草刈り機(オートモア)、それにエンジン式の刈払い機(ポン)や草刈り鎌、除草剤の噴霧器など一通りの道具がありました。

当初は母はまだ畑仕事に未練があり、畑の半分に5畝(うね)ほどつくってありました。「畑は耕さないと固くなる」との事で、まず最初に昔から自家用にしている畑2枚を、使わない部分も含めて全面を手押しの耕運機TA6で耕した後、畔(あぜ)の部分と使わない2枚の畑を手押しのエンジン式草刈り機オートモアで刈って回り、最後に玄関先、庭先を肩掛け刈払い機ポンで、刈っていました。

散髪でいえば、まずバリカンで大きなところを刈り、次にはさみである程度整え、最後に髭剃りで顔や縁をきれいにするイメージです。

【1日のスケジュール】
・金曜の夜 帰郷(深夜11時~12時ごろ着)
・土曜朝  6時起床、7時~11時 耕運機、手押しオートモア
・土曜午後 15時~18時 手押しオートモア残り (昼の暑い時間は昼食&昼寝)
・日曜朝  6時起床、7時~12時 玄関先、庭先の刈払い、墓掃除
・日曜午後 入浴、昼食を済ませて東京へ

が、、、暑い中での長時間作業、特に刈幅80㎝で5枚の畑&庭の一部を耕運機、さらに草刈り機の後ろについて歩いて回るのは、暑がりの私には苦痛でした。ひとえに若さゆえに何とかなっていました。

クボタの耕運機TA6
耕運機

オーレック・オートモア
オートモア

刈払い機ポン
刈払い機

2006年夏、ヤフオクでトラクターを購入

畑を2枚耕すのは、まじめにやればやるだけ時間がかかります。が、当時の母は耕作をあきらめるのには反対でした。

その頃、趣味のバイクをヤフオクで買ったりしていたのですが、ふと思いついて調べてみると、ありました!トラクターなどもヤフオクで結構取引されています。

結局、2006年8月、父の死から1年余りで「イセキトラクターTX155」を近県の方から25万7千円で落札、盆に届くように送ってもらいました。

「トラクターは危ない」と聞いていたので慎重に扱いました。小さいころから事故の話とともに「運行中は絶対近寄るな」といい聞かされていたので、今度は自分が人を巻き込んだり、メンテナンス時に一人で巻き込まれないように細心の注意を払いました。
また乗ってみるまで知りませんでしたが、傾斜や段差での転倒リスクも高いとのことで、これにも十分配慮しながら乗ることになります。

旧式の小型トラクターなので、小回りが利く半面、伸びた夏草には力負けするところもありました(負荷をかけすぎると徐々にオーバーヒートしていき、結局クールダウンの時間をとられます)が幸い大きな不具合はなく、母が2016年の年初に脳梗塞で倒れるまで、10年近くも大きな戦力になってくれました。

その後母の入院・介護と共に「耕す」必要がなくなったために4年近く放置することになり、売却処分にしても整備や発送の手間が必要になるし、最終処分にすると引き取り費用が発生するし、、、と悩み始めていた矢先、2020年6月に縁あってご近所さんに引き取られていきました。
(実家に10年近くありましたが、一度も写真は撮らなかったようで見つかりません。)

乗用草刈り機「ラビットモア」を導入した現在の草刈り方法

トラクターの導入から5年近く、まずはトラクターで2枚の畑を耕した後、畔、未耕作の畑、庭の一部については従来通り手押しの(エンジン式)草刈り機オートモアと、やはりエンジン式の刈払い機ポンで済ませていましたが、若くなくなったのでしょうか、暑い中を歩くだけでも嫌になり始めたので、2012年に今度は乗用草刈り機(オーレック・ラビットモア82A)を、やはりヤフオクで、送料込み21万3千円で購入しました。

オーレック・ラビットモアRM82A・1号機
(現在フロントホイール部品の入荷まち中)
ラビットモア

前回のトラクター購入時は「独身貴族」でしたがこの時は既に結婚、子供もいて、資金繰りには気を遣いました。
それはともかく、このマシンもまるでゴーカートの様で、乗っているだけというのは絶対的に楽です。刈刃をエンジンの力で高速に力強く回すので決して油断はできませんが、炎天下を延々と何時間も(オートモアだけでトータル4-5時間だったでしょうか)歩き回っていたのが、時間も1時間ほど短縮されることになりました。
雨の日でさえ(草の抵抗は重くなるのですが)合羽を着て作業ができます。

外回りはすべてラビットモアに

その後2016年初に母が脳梗塞となり、畑仕事はもちろん一人暮らしもできなくなり、東京での自宅介護となったため、トラクターでの耕耘は取りやめにし、同じころに1枚返却された畑を加えた5枚の畑の全てを、この乗用ラビットモアで済ませることになって現在に至っています。

結果的に、当初は全工程で10時間を超え、1日では終われなかった草刈りが、ほぼコンスタントに6時間ほどで終えられるようになり、天候に恵まれ無かったり、所用で滞在が短くなったりする帰省の際にも、時間はもとより、体力的にも精神的にも余裕をもって完了できるようになりました。

なお、現在はこの空いた時間で、従来母が済ませてくれていた食材・日用品の調達や、徐々にですが家の中の片づけ等に手を拡げることができるようになりました。

ただ、逆に母をショートステイにお願いするために(空きの問題で)日程の自由度が下がり、どうしても帰省時にはその回にきっちり草刈り・墓掃除を済ませる必要が高まったことなどから、この乗用ラビットモアRM82をやはりヤフオクでもう一台購入し、2台体制として万全を期しています。
(カタログ落ちのために部品が近隣になかったり、廃番で修理以外に方法がなかったり、買えても届くまでに時間がかかったりの際の融通のため。)

オーレック・ラビットモアRM82A・2号機
ラビットモア

まとめ

かつての戦中派、戦後派、団塊の世代が他界したり、後期高齢者となる中、核家族化の中で兄弟親戚が決して多くない「アラフィフ」の皆さんを中心に、実家の維持管理は大きな負担になっているのではないでしょうか。

地方の農村部での維持管理の課題は草刈り。最近は有料で請け負う専業の会社/個人の方も増えましたが、私のように畑が隣接している場合などは、今のところコストに見合いません。

もちろん自分で帰るのは交通費や時間的費用はかかりますが、草刈りの面積が広いほど、機械を有効に使うことで楽になります。抱えておられる状況はそれぞれ異なると思いますが、私の事例が何かの参考になれば幸いです。